アルコール依存症
東京オリンピック以降、高度経済成長とともにアルコール依存症が増加、それに伴って精神科病院による治療が拡大した。
そのためアルコール依存症に対する治療過程が様々な依存症治療の基本となっている。
アルコール依存症の人と接する際の注意点
1、入院適応がある状態か?
- 離脱症状がある(手足の震え、冷や汗、落ち着きの無さ、暴言、暴力)
- 周囲に危害を加える可能性があるか
2、本人は依存症の自覚があるか?
- アルコールが原因で社会生活、日常生活が破綻してる自覚があるか
- 治療の意思があるか
3、家族は共依存の関係にないか?
- 妻が本人の失敗の尻拭いをしていないか
支援の方針
1、アルコールを飲むきっかけ、理由を知る
- 定年後やることがない
- さみしさ、孤独感
2、家族への暴力・暴言があればまず避難先の確保
- 親戚や兄弟、女性シェルターへ連絡
3、アルコール外来を紹介
- 本人に治療の意思がなければまず妻だけでも相談へ
- 一般精神科クリニックでも良いが、家族会や専門プログラムもあるような専門病院が尚良い
◎訪問診療につなげてしまうのもひとつ
◎飲酒運転の可能性がある場合は車の鍵は隠してしまう
◎本人の失敗は本人に責任を取らせる、家族が背負い込まない